借入金の返済ができない債務者がその担保として提供していた土地や建物などの 不動産を債権者が裁判所に申し立て裁判所が不動産を売却する事をいいます、その不動産を最低売却価格以上の最高値で落札することを「競売」といいます。
・競売の価格は、市場価格よりかなり安い。
結果的に債務者の残債が多く残るので、結果的に「自己破産」の方が多いのはこのためです。
■できれば回避したい自己破産
生活の再建のためにある「自己破産」ですが、債務の支払いが0になる分、社会的な制約が課されます。
例えば、一定期間「クレジットカードが作れない」、ローンが通らず「家が買えない」など。
任意売却も制約がないとは言えませんが、売却価格が高い分、残債を大幅に減らすことが出来ます。
また返済計画も柔軟に応じてもらえるメリットがあります。
・官報に競売物件として掲載される。
公的なものなので、掲載されないようにはできません。
・新聞各紙に「競売情報」として物件の住所・マンション名など公表される。
これも掲載されないようにはできません。
・落札者の都合で、立ち退きを強いられる。
・精神的苦痛が大きい。
一番のダメージは、「失う」ことに対する精神的な負担です。
1.再三のお支払いの催告に応じなかった場合
2. 任意売却をしているが、販売に非協力な場合
1. は「ほったらかしにした」ということですが、「先を考えるとこわくて逃げたくなった」心理は人間として誰でも持っている弱さかもしれません。しかし、それではどんどん悪循環になってしまい、結果的に「競売」になってしまいます。
2. は、せっかくのチャンスを逃す残念なことです。任意売却も通常の不動産売買と同じですので様々なご協力が必要です。
・自宅を買主が内覧する
・日程の調整
・招くための室内外のお掃除などですから、ご依頼主様の協力があってこその販売なのですが、まれに「連絡が取れない」ことで、売却のチャンスを逃す事になり、結果的に債権者である債権回収会社の方から「現在行っている任意売却を取り下げてください」という場合があります。
また、時間的に、ギリギリでのご依頼の場合は、販売期間そのものがたったの3か月という場合もあり、その物件を購入する買主が見つからない…結果も想定されます。どんな不動産売買も「絶対」はないからです。
「任意売却」なら、無理のない返済で、引越し費用や時期も、ある程度ご希望に添えることが可能で、計画的に新生活の準備ができます。
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